空のビジネスを全面サポート ドローン活用の可能性を拡げませんか?
SB C&Sのドローン情報総合サイト

ドローンビジネス情報:ichimillの記事

位置情報サービス"ichimill"のドローンへの活用

2021年01月05日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ソフトバンク株式会社が高精度位置情報サービスを提供しておりますが、それを受けて"ichimill"はドローンのRTK測位に利用できるか?"というご質問をいただく機会が増えてまいりました。

そこで今回はichimillのご紹介と利用できるドローンについてご紹介したいと思います。

    1.ichimillについて

    ichimillとは?

    GPSから受信した信号を利用してRTK測位を活用した位置情報補正を行い、誤差数センチメートルの測位が可能となるソフトバンク社が提供するサービスです。

    ichimillの特徴

    独自の測位コアシステムを利用した補正情報提供

    ソフトバンクの独自基準点を活用し「測位コアシステム」で補正情報を生成し、ネットワークを通してGNSS受信機(移動局)へ補正情報を配信します。この補正情報と、GNSS受信機が受信した信号を活用してRTK測位を行い位置情報の補正を行うことことで、誤差数センチメートルの高精度な測位がリアルタイムで可能になります。

    ichimill.png

    基地局を利用した独自基準点の活用

    自社の基地局の設置場所を活用することで、RTK測位に必要となる独自基準点(固定局)を全国3,300カ所以上に設置します。

    基地局.png

    低価格でのサービス提供

    サービスは1アカウントあたり年間36,000(税抜)で利用が可能です。月間のコストにすると3,000円であり非常に安価に利用することが可能です。

    2.ドローンでの活用について

    DJIではネットワークRTK測位に対応した機体が続々とリリースされております。
    ichimillはこういったネットワークRTKに対応した機体での利用が可能となっています。
    現在(2021/12/03)実機での動作確認ができているのは下記製品ですが、同様に他対応機種でも利用可能と思われます。

    ・PHANTOM 4 RTK(※)
    ・P4 MULTISPECTRAL
    ・MATRICE 210 RTK V2
    ・MATRICE 300 RTK
    ・D-RTK2
    ・AGRAS MG-1 RTK
    ・AGRAS T20

    ※利用できるマウントポイントが現状RTCM3.1のみとなっております。RMCT3.2については以降のファームウェアのアップデートで利用可能になる見込みです。(2020/8/19現在)

    最後に~どうやって利用開始するのか~

    SB C&Sでは法人ユーザー様に向けて当社販売店様経由での販売を開始しました!
    ご購入希望の方で購入先がわからない、とりあえず精度が出るか試してみたい、という方いらっしゃいましたら是非コチラからお問合せください。

    また、ここでお伝えしたichimillについては特徴の一部になります。
    全体概要については下記ソフトバンク社のウェブサイトにてご確認ください。
    位置測位サービス「ichimill」:https://www.softbank.jp/biz/iot/service/ichimill/